みらいのあしあと ASHIATO

2016.08.26 最近の子どもたちの様子を見る中で。

こんにちは、指導員(心理士、精神保健福祉士)の天野です。

日々のみらいNOW!では語りきれない、ここ数日に感じる子どもたちのお話をいたします(^ ^)

現在、福祉ルームみらい原には、近隣の学校に通う小学生が10名前後常に利用してくれていますが、それぞれに個性が強く、可愛い子どもたちです。事業所がオープンして10ヶ月あまり、少しずつ利用児童が増えてきた中で、本来周りの子たちと溶け合うのが難しかったりする子どもたちが、「みらい」という場所の中で、それぞれに認め合ってきている様子が感じられるようになりました!

中でも、我々スタッフが気にかけていることが、子どもたち同士でトラブルが起きた際に、「子どもたちに解決をさせるように促す」ということです。
スタッフが子どもたちのリーダーなのではなく、スタッフはあくまで子どもたちというグループの「見守り」という姿勢を大切にしています。もちろん、安心安全の範囲はきっちりと見つつ、その中でなるべく介入を最小限に見守るようにしています。「先生!!」と誰かさんが誰かさんのした悪いことを言いつけに来たりすると、「どうしたらいいと思う?」と投げかけます。そうすることで、子どもたち同士で解決策を考えていってくれます。

ひとりの子が仲間外れになってスタッフに甘え、それをスタッフが許し続けていくと、その子はずっと子どもたちの輪に入れないままになってしまいます。そうではなく、仲間外れになってしまうその子の問題を、子どもたちみんなに振ります。すると子どもたちのほうから「○○さんはまだちっちゃいからもあるんじゃないの?」など、優しいことばが出てきます。子どもたち本人が自ら気付いたことは、先生たちが直接答えを言うよりもはるかに影響力があると思います。

その結果、これまで相容れなかった子どもたち同士が、思いやったり、理解を示すようになったり、頭ごなしに拒絶する場面が減ってきたように思う今日この頃です・・・^^

「みらい」に来る、ということが「安心の場所」であると同時に、「仲間がいる」「仲間作りが出来た場所」という印象を持ってもらえるように、引き続きそのような働き掛けを実践していきたいと思います♪